台所の流しでその身を震わす、蠅。 無視することも出来ようが、たとえ短い時間であるにせよ、ひとところに同居する身として、塵芥程度の、もろい関係を思わずにはおられない。 しかしながら、生理的嫌悪感から、触れること叶わず。
たゆたう心の、望みは遥か。