March 17, 2007

満願

昨年3/16に他界した友人Uの一周忌ということで、同窓生らと会食。

本当は焼香や墓参りもしたかったのだけれど、諸般の事情で出来なかった。
幹事Eと20人近くに連絡をしたが、法要なら参加するけれど、飲み食いして騒ぐという気にはなれない、
という人がいたり、直前になってのっぴきならない用事ができてしまった人もいたりして、
最終的には10人と、思ったよりこじんまりした催しとなってしまった。

19:00、Eの、「Uのことを片隅において、みんな楽しんでください」という言葉で、始まった飲み会。
結局、それぞれの現状や進路の話がほとんどで、Uが話題に上ることのないまま、
2時間程度で終了。
みんな、一体どんな気持ちで、過ごしてたんだろうか。

あの日から、1年。
改めて、思い出してみる。

Y原からの、訃報を告げる、涙交じりの電話。
その後にかけてきたEの動揺した声。
Uが死んだことに泣いた母と姉。
通夜の時間ギリギリまで働きなさいと命令したバイト先の店長。
お通夜。
久々に見た上野中学校52回生達の、やり切れない思いを抱えた顔。
Uの家族の、気丈な、だけど悲しい顔。
同窓生O本やUの彼女の、涙でくしゃくしゃになった顔と、叫び声。
Uの、顔。
それを見た同窓生Fの「なぁ、あいつあそこで何してるん」という言葉。
みんなで色々な話をしながら過ごしたその日の深夜。
葬式。
重い棺。
目の前で泣いてる同窓生O村。
雪。
お昼、コンビニで買った、ホットの紅茶と同じ袋に入れたせいでドロドロになってしまったチョコ。
それを見た同窓生達の変なテンション。
火葬場に家族と同行したWとMの背中。
帰りに寄った、Y本の、一人暮らしのくせに無駄に広い、生意気なマンション。

後になって気付いた、一度も泣かず、取り乱すこともなく、ただ呆然としていただけの自分。

1年経った。経ってしまった。
どうだったろうか、この1年。

あいつのこと、ちょっとは理解できたか。
あいつのこと、許してやれたか。
あいつに、許してもらえたか。

まだ、理解できていないだろうし、腹も立っているし、合わせる顔もない、気がする。
結局、前には進めてないんだろうな、と思う。

みんなはどうだったろう。それを知りたかった。
だけど、分からなかった。
ただ分かったのは、みんな一所懸命に、自分の人生を歩んでる、ということだけだった。
坊主になる奴、美術系の専門学校に通う予定の奴、大手の会社に体当たりをかましてる奴、
警察になりたい奴、特に目標がなくても、とにかく色々な所に出向いて、社会を知ろうとしてる奴。
みんな、キラキラしてた。

あんなの見せ付けられたら、負けられないじゃないか。負けたくないじゃないか。
何か、このまま消えたくない気に、なるじゃないか。

彼がいなくなって、なんとなく穴が空いて、今もその穴は塞がっていなくて、どこかしら空虚なんだけど、
きっとそれは自分だけじゃなくて、久々に会った彼らもそのはずで、穴を埋めるのに必死なんだと思うから、
だから、穴を見てるんじゃなくて、そこに何か突っ込むために、動かなきゃいけないような、
そんな気がする。

今しばらく、自分勝手でいたい。
自分勝手でいさせて欲しい。

許可してくれよ。
頼むよ。

投稿者 sattyou : March 17, 2007 11:59 PM
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